週末、DVDで「アヒルと鴨のコインロッカー」を観ました。ここからは感想といえど物語の核心に触れてしまうので・・・。
原作を読んだ方はどういう見方をしているのかは分かりませんが、この入り組んだシナリオをとても素晴らしい映像としてまとめていると私は思います。是非観て欲しい1本です。お奨め!
主人公の男の子欽八先生に出てましたよね?とそれだけが気になって気になって仕方がなかった最初から中盤のその核心にせまったとき(私は教科書が無くなったというところであぁーっ!!!まさか!!!と思いました)のギャップがすごくて、なんていうか動悸が止まりませんでした。
「鳥葬にしちゃえばいいのに」
の一言だけで純粋に実行に移す河崎も、それを知りながらも神様を隠すという行為をした主人公も、明け方涙を流したペットショップの女店長も、裏口を見張っている訳も、何もかもが切なくて胸の奥をギューっと握られるような感覚になりました。
それにしてもハローバイバイ関の憎たらしさは他に類を見ないですね。なんていうかただただ憎たらしいというか鳥葬も納得というか。